2018/1/17
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玄関のリフォーム!改善ポイントは?
玄関は明るさや清潔感など、その外観が大切ですが、出入り時に負担にならない機能性も求められる場所です。
来客の際にも一番に目に付くポイントだけに、その住宅の「顔」とも言えるでしょう。今回はそんな玄関のリフォームについてまとめていきましょう。
玄関でよくある問題点
玄関での問題点や不満をいくつかあげていきましょう。
・暗い・狭い・段差が大きい・靴の臭い・収納不足・防犯性・ドアの形状 ・隙間風…など 一般家庭では上記のような事柄が主な改善点としてあげられます。
部分別にリフォームポイントをみていきましょう。
玄関ドア大きく「引き戸」と「開き戸」に分類されますが、材質や形状は多種多様です。
玄関ドアを選ぶ際に大切なポイントは…
①防犯性
空き巣などの被害を防ぐためにも、しっかりとしたロックシステムが求められます。チェーンロックや鍵穴が2つあるタイプなど、ドア選びでは防犯性が最も重要なポイントです。
②採光性
玄関に小窓などがなく暗いと感じる場合には、ドアの一部にすりガラスが入っているタイプを選ぶことで、かなり玄関が明るくなるでしょう。
③デザインと形状
デザインは外壁などに馴染むシックな色合いから、ドアでアクセントをつけたいときには個性的なデザインや、少し派手な色を選ぶのも良いでしょう。
また、ドアの形状は開き戸でも良いですが、将来的に介護が必要になる場合など、引き戸の方が開け閉めにスペースを取らず、出入りがしやすいというメリットがあります。
床の材質について
玄関を開けたときに、床の材質によってその印象は大きく変化します。
また、床材は掃除のし易さや、汚れの目立ちにくさ、何より安全面を左右します。
①滑りの有無
玄関の床材は一般的にモルタルの下地を敷き、その上にタイルを貼ります。
このタイルの質感が安全性に影響をあたえます。
基本的に光沢があり触り心地がツルツルしているものは滑りやすく、雨などで濡れた場合は危険です。
反対に、ザラザラした凹凸のある表面のタイルは滑りにくく玄関に向いています。水捌けが良く湿度を溜め込まないタイルなど、機能的に優れた床材を選びましょう。
②色について
白や黒などは新築時はスッキリとした清潔感を保っていますが、使用と共に汚れやキズが目立ってきます。
グレーなどの石に近い色は汚れが目立ちにくく、玄関の床材としてはオススメです。
③その他の床材
タイルを貼らずにコンクリートを塗り付け仕上げるやり方もあります。
金ゴテやハケを使用したり、コンクリートに型のパターンを当てタイル調の模様を入れたりと、その手法により表面の質感やデザインが変わってきます。
また、大理石や御影石などの天然石を床材に使用することもあります。
天然石自体が高価なのに加え、その加工や施工に高い技術が必要なため、費用は高くなります。しかし、徐々に天然石の良い風合いが増すなど、経年と共に味わいが出てくるでしょう。
壁紙について
日本の一般家庭では、玄関の床面積はそれほど広くなく、壁の面積の方が大きい場合がほとんどです。
つまり、壁紙の色やデザインによって玄関の明るさや印象は大きく変わります。
床材と調和の取れた色を選びましょう。
また、玄関の壁紙は外に近い分、汚れやすく、傘などで濡れることもあるため、 汚れ付にくく、撥水効果があるものが良いでしょう。靴の臭いが気になる場合は消臭効果のある壁紙がオススメです。
玄関収納について
ドア、床材、壁紙が決まった後は、靴などの収納を考えましょう。壁面の靴箱などはもちろんのこと、活用できていない小さな空間、デッドスペースを上手く使い傘立てなどを配置していきましょう。
高い位置に戸棚などを設置できるスペースがあれば、大きな収納場所を新たに設けることも可能です。
まとめ
今回は「家の顔」とも言える玄関のリフォームについてご紹介しました。
ドア、床材、壁紙のバランスを上手く整えながらも、防犯性や安全性などの機能面をしっかり考えていきましょう。
小さなスペースだけに設計段階での入念な計画が必要です。